証券会社ってなにをやってるの?

証券会社の業務は主に4つ。

 

1.ブローカー業務

投資家から株式や債券の売買の注文を取り次ぐこと。色黒で声が大きいゴリラが、金持ちのおじいちゃんに、「この株買いませんか?」って営業をかけて、手数料をふんだくるお仕事。

 

2.ディーラー業務

証券会社が自己の勘定で有価証券を売買すること。自己の勘定とは、自分の金で売買するってこと。トレーダーがコンピュータの前でポチポチやったり、アルゴリズム発注で瞬間的に大量の注文を出して、リスクをとらずに鞘抜きをしたりする。

 

3.アンダーライター業務

資金調達を手伝う仕事。欲深い社長が株式を発行してお金を集めたいときに、それを買い取ってあげる仕事。社長は株を買ってくれる人を頑張って探す必要がなくなるし、証券会社は買い取った株を、より高く一般の投資家に売りつけて儲けることができる。

 

4.セリング業務

アンダーライター業務と似ているけど、証券会社が買い受けるんじゃなくて、委託を受けて有価証券を一般投資家に売るような形態。

 

世の中のお金の流れをスムーズにして、経済と社会の発展に貢献する、とても誇り高いお仕事だということがわかった。

給料が良いから、官僚の嫉妬を買ってしまうので、人のお金を扱う仕事だから、法律による縛りが厳しくて、法定帳票の作成とか、膨大な事務作業が発生するけど、それをプログラムで自動的に捌いていくのが証券系システムの主な役割。

僕が関わっているのは、ディーリング業務、トレーダーが使うシステムの開発。

上の4つの中で、唯一手数料ビジネスじゃないから、圧倒的な利益が出る、一番面白い部門だと思う。ザ・資本主義の世界。

毎日、莫大な金がすごいスピードで世界中を駆けずり回っているのを目のあたりにできるやりがいのある仕事です。